アフリカンダンスで、ひとりひとりは、ワンワールド。

誤解を恐れずに言うとすれば、黒人がとても好きになりました。

日本にいるときは、町中で黒人をみると、やっぱり目立つわけで、おってやっぱり思ってしまって、話しかけられれば何か売られるか勧誘かされると思って避けていたわけです。そして多くの場合、そうした考え方は間違っていませんでした。

しかし、ここはアフリカ大陸。島国のロッポンギなんていう小さな小さな町とは違うわけで。アフリカーナっていうクラブに行った、もちろんそこは黒人ばかり。逆にアジアや白人が目立つ。それが嫌だったとかではなくて、むしろそんなこと覚悟して行っているわけだから関係ないんですが。

世界はチガウところもいっぱいあるけど、つきつめて個人にスポットを当てればオナジなんだよね。変に踊り狂って汗だくすぎのやつもいるし、アフリカンリズムでグルーブして超カッコいいのもいたり。女に絡んで彼氏に真剣に怒られてるやつもいるし、今夜の仕事をさがそうと必死に媚びる女たちもいる。

元々ぼくはハーフ(といってもアジア×アジアだけど)だということもあるから、偏見はとても少ない方だと思う。誰かが朝鮮批判をしていたら、なんだこいつって思うし、何かにつけて中国を蔑視する思考の人はいくら普段いい人でも、なんかすげー嫌だなって思うし。チマチョゴリも美しいラインの服だと思うし、朝鮮高校がサッカーで良いプレーしたら思わず歓声上げる。別にどこの民族だろうが良いものはいいし、偏狭な考え方はよくないわけって思う。

肌の色が黒いから、っていうだけでちょっと怖いなって思ってたけど、でもそんなこと本当はどうでも良くて、そこには良い奴もいたし、びっくりするくらい可愛い子、意気投合したやつもいて、すげえ楽しかった。

それぞれの国にはそれぞれの政経人権事情があるから、全てを一色単に「ワン・ワールド」なんて安易に言うことはできないけれど、少なくともひとりひとりに於いてはそういっていいんじゃないかな。