伝えたいことは、いつも、伝えられなかった。

さよならを言わない、っていうのがちょっと大人になったなってしまったところかなと思ってます。昔はそれはそれはたいそうたいそうばっさりばっさり切っては切っておりましたはおりました。でもそれって意味ないんですよね。ばっさりしたところで。気持ちの上では、もちろん、ばっさりしてしまっているわけで、相手がバッサリを気づけば結果疎遠になるわけで。言うことがすべてじゃない。言わずに済むなら言わなくていい。それが僕の最近の変化。

それにしても、感覚ってどんどん麻痺してくる。感情に慣れるっていうのもある。もういろんな感情を通過して通過しつくして、感情を感覚することがうまくいかない。そしてそれ以上に感覚すること自体を精神的に遮蔽している流れに流されてる。細胞が死んで再生して死んでまた――。いつか細胞が再生することをやめたとき、僕も気づくこともなく死んでしまうんだろうな、このまま自発的に感覚することを拒否していたら。コンタクトもしない、レセプトもしない僕の感覚装置。最近は少し変だ。

参院選2007、民主60議席の大勝。小沢党首に個人的な思い出があるので、政策論争抜きにして、ごくごく個人的にお祝いしたい。