よくある話の裏で、ふたりごと、誰かが傷つくの。

r-mutt2007-06-08

涙もろいのである。

こっちにも新聞数紙が数日遅れで届くんだけど、国際面だけじゃなくて日本のニュースも一応チェックして、そこから着想を得たり時事に遅れないようにしたりしてるんだけど、朝日新聞の6月3日にはなんだか泣かされた。オフィスでひとりこっそり涙を流しているのもなんだかな、と思うんだけどまあそれもいいか。

33面に恋愛と淫行の境界についての記事。居酒屋の店長とバイトが恋愛関係に発展そして関係をもつ。よくある話だ。紙面ではメインでは淫行と恋愛にキーライトをあてるものの、伏線として店長の夫婦生活にタッチライトを当てている。店長とバイトが恋愛関係に陥っている間、店長の妻は二人目を妊娠、そして係争中に出産。どうだろう。一人の人間として辛い気持がする。

裁判では「不倫関係は非難されるべき」とはしながらも「二人に人格的恋愛関係があった」と結果的に無罪になった。僕もまあ、それでいいと思う。しかし胸に来たのは記事結文の裁判長の説諭だ。「彼女との関係は思い出として胸の中でいつか小さくなっていく。だが、妻との関係、二人の子供は、これから確実に大きくなっていく」【引用記事=朝日20070603朝刊33面・花野雄太】

ちょうど日射しがオフィスに差し込む昼間、がらにもなくRADWIMPSの『ふたりごと』って曲がリフレインしてちょい泣けた。StaffにWhat's wrong?なんて聞かれたから慌ててコンタクトがずれた、なんて。