中目黒花見、さあて2年目だ、ミッドタウンと六本木。

r-mutt2007-04-01

さくらに身を乗り出すノルウェイ出身のカナダ人、イングリット・コブシと中目黒の花見に行きました。さくらは彼らにとって「東洋の花」として認知されているらしい。なぜかと言えば、第二次世界大戦前夜まで、たしかにさくらは「日本」の花であったけれど、日独伊三国同盟発足と同時に反枢軸国教育として日本の花は「東洋」と置き換えられてしまったそうな。コブシは「名前が変わっても香りは一緒なのにね」エスプレッソカップを傾けながらそんなこと言ってた。ちょっとエスプレッソこぼしてたけど。ぼくは「へえ」なんて気のない返事をしておいた。まあなんだっていいんだけど、ぼくはとてもさくらが好きです。ミスチルの桜井さんが、たまに「櫻井」名義にしても特に気になりません。それくらいさくらが好きです。コブシはそんなことお構いなしのご様子で、エスプレッソをもう一杯追加してました。ぼくも負けずに桃の香りがするお茶を注文しました。彼のご様子は変わりなかったです。

時に、今日は4月1日です。いよいよぼくも2年目になります。明日会社に後輩ができます。自分のことのようにちょっとどきどきするものですね。コブシは「後輩ができるっていうのは家族が増えることと同じだね」なんて言ってご機嫌そうに笑ってました。言いたいことはとってもよく理解できましたが、ぼくとしてはそんなことどうでもいいくらい彼の笑い方が鼻に付きました。ああ、そうだ、ついでにミッドタウンいってきました。なかなかいいんじゃないですかね。建築のつくりが表参道ヒルズとは違って水平だから助かります。とにかく気持ち悪くなくて済みます。コブシは表参道もミッドタウンもバージンなくせに「やっぱりこっちの方がおちつくね」なんて言っていてとっても生意気だと思いました。レモンスカッシュが彼の白い麻のズボンにこぼれてしまえばいいのにとこっそり思ったのは内緒にしましたが、どうしても嫌な気分になったので、ポンジュースをこぼしてやりました。コブシはちょっと驚いた様子で「きみがボーイじゃなくてよかった」なんてよく分からない欧米ジョークを言っていました。ぼくの砂場の山ほどの小さなプライドはますます傷つくばかりでした。コブシに比べればなんて小さい人間な

作り話にも限度があります。収拾つかなくなってきたのでこの辺でやめます。ハッピー・エイプリルフール。