NY DAY3

朝起きて、TVをつけたらSUBWAY STRIKE WAS OVERとかなってて、思わずよし! って思った。そして、まずはメトロポリタン美術館へ。これがまた素晴らしい。

世界三大美術館がなんだよ、とか思っていたんだけど、実際そういう感じなわけですよ。入っていきなりミイラだからね。どこまで過去にさかのぼるんですか的なノリ。アメリカンのところとアフリカンなところがかなり気に入った。あいつら悪意なさすぎ。

西欧中世の肖像画は相変わらずつまらないと思う。あんなの飾っても自己マン以外のなんでもないとおれは思ったけどね。でもミレーとかはやっぱり素晴らしいな。落日的な絵が素晴らしい。オレンジがメッチャまぶしくて思わずウッてなった。

ゴッホの絵は俺はあんまり好きじゃないってこともわかった。良い絵だけどね。その代わりモディリアーニがマジで絶妙。画面の中を図形的に配することによって俺の考えていたバランス概念のチープさに気づかされる。

あとパブロ・ピカソね。確かactorって言う絵だったと思うんだけど、ピカソの細身の絵がとても好きだということに気がつく。なんかあの不気味さがいいんだよね。足元から手がでていて、またそれがいい。天才ってやっぱりこういうことなんだろうな。モディリアーニと一緒にキュビズム

あと、クロード・モネの睡蓮。美しい。印象派は日本的なものに上手く合致する。大柄な絵だったけど、細部に繊細さが溢れていた。

個人的にはエドガー・マネのタッチの荒さと潔さに惚れ惚れした。そして、セザンヌという人は本当は寂しい人なのかと静物画を眺めていて思った。ダリの絵もよかった。キリストが浮かんでるやつ。ドガバレリーナ後姿フェチね、決定!


そんなこんなで、メトロポリタンからMoMAへ。あんまり長く見られなかったけど、こっちは現代のよさを感じさせてくれた。アンディ・ウォーホールの缶の絵やゴールデンモンローがあった。マティスもよかった。本当は3人が手を繋いで横に花瓶というのがみたかったけど、5人組み。悪くないけど、動と静が一体となっている作品の方がやっぱりよかった。あと、写真を9枚ならべて、町の壁に絵を書いて動かしている作品がよかった。

そうして5番街。バーニーズNY。安すぎる。60%OFFはやりすぎでしょ。でもマルジェラのレディースはセールになっていなかった。残念。草なぎ剛がよく来ているブランドもセールじゃなかった。NY行ってまでマルジェラを探している俺って、と思ったけど気にしない気にしない。フセインチャラヤンが置いてなくて、かなりブルーミー。

そこから地下鉄でホテルに戻って、少し寝た後、夜NBAへ。ニックスVSジャズ。ニックスの勝利。彼女はずっと寝ていた。なんだこいつと思いつつ、寝ていないと言い張るそばから意識を失っていた彼女が可愛く思えた。ニックスの勝利。