ゆるエジプシャン、死に近い場所、ムスリムの叫び。

r-mutt2007-05-22

悩みも多いながらも、わりと楽しくやってます。なんだかんだでネット環境があるので、不思議にも更新できてしまいます。本当にWWWのシステムを考えた人、あんたすごいよ。さっそくWebCam買ってきてタダskypeやってるからね。まあ別に何を書くわけではないけれど、たまにストレス発散チックに書きます。

さてさてこっちにきて、一週間経ったわけだけど前任者が帰国したのと同時にホテルを出て、いよいよ一人暮らしがはじまりました。いままで実家暮らしだったから料理もあんまりできないのが、ちょっと自分でも笑える。なにこの道具みたいな。まあ、それもよしとして、一人暮らし、結構いいものですね最初だけかもしれないけど。

そう、いろいろトラブルがあるけれど、ひとつひとつきちんとシューティングしていけば、ちゃんと解決して、逆にそこで学んだ知識が役に立ったりして、カメラマンは自分しかいないっていう状況が僕を育てているんだと思いますよ。(いろんな人にいろいろ助けてもらってというか海を越えて巻き込みすぎているのがムネイタですが)ほとんど一週間一つの機材にかかりっきりになってしまったけれど、すごく重要な機材だったので、仕方ない(それだけで引き継ぎ期間全部使ってしまった気がする)そう仕方ないのです仕事だから。

日本人の習性からかよく分らないけれど、大体海外には現地日本人会というのがあります。(アジアには日本人町っていうのがあるくらいだからね)嫌な人たちだったら、すぐに得意の疎遠技を使おうと思っていたんだけど、みんないい人たちばかりでよかった。ソフトボールとかやってます。ブンブン。

それにしても8/180っていうことはだいたい1/20が早くも終わってしまったと。あと19週しかない。それまでにDirectingとはなんぞや、発想とはなんぞやっていうところを貪欲に吸収していかないと、人生はあまりにも、短い。

今願うのは、早くレバノンに入って取材したい、それだけです。すぐ近くで悲惨なあるいはジェノサイドが起こっているかもしれないというのに、なぜ僕らは行けないのか、本当にもどかしい思いでいっぱいなのです。

でも、僕は思いました。正直に言って、死ぬのはイヤだなと。べつに日本にいる時はいつ死んでもいいやとか思ってたし、実際映画撮り終わってからしばらく死ぬことばっかり考えてたけど、実際死に近い場所にきてしまうと、それが本当に近くに感じられて、それがすごく迫ってくるみたいな気持ちになる。

怖いよ、実際。そういう場所にいくのは。もしかしたら行く、と言われるだけで、食事が喉を通らなくなったへなちょこビビりなのかもしれないけど。あ、でもおれにいろんなことができるのかなって思って不安になったのも事実。結局その夜はなくなって、今現在も行っていないんだけど、とりあえずなしになった夜は深夜まで機材触りまくった。それまでゆるく引き継ぎしてたけど、全然もう気合いの入り方が違った。やるのは、おれしかいないんだ、と思うと本気になれるものだ。

ながくなったけど、それでもやはりレバノンに入りたいと思うのは変わりないのです。