ブルーノート、ヴィブラフォン、半音上げて妖しく踊る。

霞勤務も終わり今日は久々休み、14時起床のびっくりさといったら。思い立ってブルーノートトーキョーに赴きました。演奏自体はそれほどでもなかったのですが、なんだか久々にライブに行くという行為自体に喜びを覚えました。連れは「ライブにいるときに、ふとぼおっとして自分の内面に意識が向かう。それがいいライブなんだ」と言っていましたが、確かに自分のことをなんとなしに考える時間というのは、そうしたライブの最中にあることなのかもしれません。僕にとっていい音楽というのは、いたって明快でありまして、映像が浮かぶかどうか、という点です。音楽を聴いて、例えばクラシックですが、ああこれは春の野原みたいだ、と思えたり、今日のようにジャズを聴いて、気だるい夜の都会か、と思うときもあるわけで、街灯がぽかりぽかりしていたりして、なあんていう映像、それがいい音楽として認める一つの指針であったりします。メロディ聴いて、あああのホームで手を振ってたんだよな、なんて思ったりするのもすごくよく分かる、いい曲です。そして、連れと別れてからひとりでバーに行くおれはなんてクローズなんだ、せっかくライブいってオープンなのに。ああ、酒というのはこわいですねこわいですね。

ストロークスsalyu(landmarkっていう曲がすげえぜ)と上原ひろみ万歳。