誰も、本当のことなんて、教えてくれない。

大人になってようやく気づくこと、それはもっとリアルを子供のころに教えてほしかったということ。何があるのか、どんな選択肢があり、それらにはどんなリスクがつきまとうのか。あまりにも情報がなさすぎる。だからわからない夢なんて。大抵のひとびとは生活の近くに中にあるものを、わかりやすい夢に作り上げてしまう。インスタントな夢。そして待ち受ける深刻に薄っぺらな現実。思慮のない薄い現実。なんて悲しいんだろう悲しいんだろうそうとは気づかないきみ気づいてももはや為すすべもないきみ。