EGON、マンガ喫茶、朝焼け。

EGONの画集を見つつ、力強さを感じつつ、20世紀を考えつつ、書籍整理。21時までに溜まっていた買い込みすぎていたものを整理し読破する。主にマンガ関係。昴(曽田正人)、キーチ!!(新井秀樹)キャラメラ(武富智)。全部で22冊。楽しめた。昴は前から読みたかったもの。3巻の台詞で唐突に涙がこみ上げてくる。正確にではないけれど

「私にはバレエ以外にはないの。バレエ以外には。それがなくなったら、私が生きている意味なんてなくなってしまう」

そう。この台詞。おれは妬ましいと思った。自分にはこれしかないというものが、スバルにはあるから。うらやましい。そして何より、スバルは、それで世界的に成功しているのだ。マンガの中の世界だけれど。人生って、きっと、自分の好きなことを見つけるまでが1つのステップ。それで上手く生きていけるかが、次のステップなんだと思う。おれはまだ最初のステップさえも踏めてない。

そのあと、唐突に(というか今まで日本が誇るマンガ文化から遠くにいたので)マンガ喫茶というものに行きたくなって、1200円ばかり支払い、3時間入る。どうしようかな、と思いつつ、ああそうだ窪塚が出ていた『同じ月を見ている』を読もうと思うがなく、シガテラ古谷実)を読む。面白い。時間が少しあまる。しかたないので、パラダイスキスを読む。矢沢あいの世界観的を天秤にかけるつもりはないけれど、NANAの方が好きだ。語り口もいいけれどね。そして朝焼けが待っていた。