MOERU SAKANA

本日朝日新聞朝刊12面より引用

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 私が落合勇平と出会ったのは2年前のことだ。立教大学に「共生社会学」という授業があり、私がそこのゲスト講師に呼ばれた際、たまたまその大学に筋ジストロフィーの学生がいると知り、学生達の前で体験を語ってもらった。当時、勇平は文学部史学科の3年。電動車椅子で大学へ通っていた。

 「あと何年生きられるのかと思うと涙が出そうになる」。
  教壇の勇平は泣きそうだった。
 「正直、言葉に詰まるから、本当は自分のことや障害のことは話したくないんだけど」
 酷かなと思いながらも話を促した。筋ジスは進行性の病気だ。影法師のように付きまとう筋力低下、そして死。

 しかし心配は無用だった。勇平の思いはたちまち学生達に伝わり、教室には異様な緊張感がみなぎった。一人の学生がおずおずと質問する。

 「病気があるだけで辛いのに、なんで大学に通おうとするんですか?」

 「それは毎日思ってて。朝起きるたびに思ってて。どうせ死ぬのに、なんで勉強なんてするんだろう。こんなことしても意味無いんじゃないか。本当にしたいことを見つけなきゃって、いつもそう思ってるんだけど」

 授業後、提出された学生達の感想カード。

 《落合さんの話を聞いていて涙が出そうになりました。命の期限があるのは私も同じ。私はなんでここにいるんだろう》

 教科書の知識は人を打たない。勇平の思いつめた表情が、確実に何かを伝えたようだ。

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 俺もただ漫然と生きているわけじゃないけれど、それでも、それでもなんだろう、なんて言えばいいんだろう。俺は何しているんだろうって時折思う。上手く燃えてねーなって思う。

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 おもしろブログ発見。 ↓
 http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/

 特に↓
 http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/25610490.html

 試験中にも関わらず一気に全部読んでしまった。頭いいなこの人。

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 ◎ WONDER WORD / スーパーカー
 ◎ ANSER / スーパーカー

 そもそも『WONDER WORD』はアルバム『ANSER』に収録されているから、これだけANSERとだけ書いておけばいいんだけど、それだと、WONDER WORDに失礼な気がしたから、書いておく。

 最近はザゼンナンバガが一押しだと思っていたけれど、今は(解散しちまってるけど)スーパーカーが一番だと思う。なんか夜中に聞くと泣きそうになる。(super butter dogサヨナラcolorは今度、名優・竹中直人が監督作品の表題になるくらい)