MEMO

 ○ スワロウテイル / 岩井俊二
 ○ 日々移動する腎臓のかたちをした石 / 村上春樹
 ○ 50回選挙をやっても自民党が負けない50の理由 / 土屋彰久
 ○ 戦後政治の軌跡 / 蒲島郁夫

 スワロウテイルyen town band の意味がようやく分かる。96年に制作されたので、やはり、と言っては失礼かもしれないが、まだ岩井俊二らしさが出ていない。特にその画像に。もっと柔らかな絵が作れるようになる間に、彼に何があったのか。charaのswallowtail butterflyがエンディングで流れて、やっぱりいい曲だと思った。

 春樹の表題作は、『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫)に所収されている『蜂蜜パイ』の続編と推察される。いささか春樹臭さが強すぎるけど、嫌いじゃない。あわせて読むといいと思う。

 政治組織論、という授業をとっていて、レポートのため自民党を垣間見る。そもそも何故自民党が戦後安定与党であったのか、その疑問を知るべくページをめくるが、なかなか奥が深い。ナルホド、と思わず頷くことが多い。このことを自習するきっかけを与えてくれただけでもこの授業をとってよかったと思う。