HANAREGUMI LIVE*OWARI GA OWARU

8時起き、9.5出発、12時東小金井、13時開演、16.5終了。19時帰宅、21時TV。

ハナレグミフリーライブ@小金井公園。すばらしかった。最初雨が強くて、やばいかなーと思っていたけれど、なんのなんの、17時まで小康状態を保ってくれました。

『変わらない ここで待ってても 行かなくちゃ ひとりぼっちでも
どこかで 僕を呼ぶ声 届くかな 明日天気になれ』

かなりメロディが良かった。サヨナラcolorもよかったけど。そして僕は途方にくれるも聴きたかったけど、まあフリーライブ。今度あっても絶対に行きたい。また行きたい。


01:24。カタノさんからの電話が終わる。ひとつの物語が終わる。それは嘘みたいで本当の話。結局僕は最後の壁を乗り越えることができなかった。ただただ愚痴をこぼすことしか出来なかった。会いたいから会えるわけじゃないんだって気づいてたのに。

近づいたら遠ざかって。きっと君は僕の事なんか思い出してない。「悲しい思い出しか思い出さない」そんなはずじゃなかったのに、話したいことがたくさんあったのに。でもなんでだろう、最後の別れのあの場所しかおもいださないのは。

終わった。本当に終わった。僕は終わりを終わらせた。僕はその扉の向こうにとりあえず出てみる。でるしかないのだ。長く引き伸ばされた屋敷の扉にはじきだされてしまったのだから。屋敷のドアノブは隙間風を集めて「もうここにはもどれない」と言う。僕はまずそれに涙する。そしてしばらく時間が経つ。無為な時間だ。何も起きない。何も伝わらない。胸の内で振動が収まるのを僕は待つ。顔を上げるかためらう。ためらう。僕は俯いたまま、そこから見える景色を想像してみる。たぶんそこからは本当に何も見えない。見えたとしても心のないガラクタばかりが転がっているだけだ。

僕は俯いたまま涙が鼻先からこぼれていくのを見る。とりあえず僕は何をすればいいのか、わからなくなる。そして僕は途方に暮れる。胸がくるしい。愛してた。過去を僕は愛していた。全てが時の布に丸め取られ、優しくその素肌をなめしてくれる。全てはいま綺麗で無傷な思い出となる。僕はそれを受け取り、どうするともなく、とりあえず、立ち尽くす。僕にはわかっている。どうせいつかは歩き出すんだろうと。でも僕は今はまだ、歩き出しはしない。今はまだ早すぎる。